
camera: GXR
lens: A12 50mm F2.5 MACRO
1/30s F2.5 ISO3200
2014.8.26
R-D1の発売は2004年7月、今から10年前。
センサーは仕様概要に
23.7mm×15.6mm APS-CサイズCCDセンサー(原色フィルター)
有効画素数6.1メガピクセル
とある。
公表こそされていないけれど、ソニー製CCDの「ICX413AQ」が採用されています。
「ICX413AQ」は、一眼レフデジタルスチルカメラ向けに開発した、1.8型カラーCCD撮像素子。有効615万画素に加え、高感度化も実現し、銀塩フィルムに匹敵する高解像度と高画質化を可能にしているセンサーで2002年2月出荷されました。
このセンサーが採用されたカメラは
ニコン
Nikon D100 2002年 6月発売
Nikon D70 2004年 3月発売
Nikon D70s 2005年 4月発売 D70のマイナーチェンジモデル
Nikon D50 2005年 6月発売
Nikon D40 2006年12月発売
ペンタックス
*ist D 2003年9月発売
*ist DS 2004年11月発売
*ist DL 2005年7月発売
*ist DS2 2005年9月発売 *ist DSの後継機
*ist DL2 2006年2月発売 *ist DLの後継機
K100D 2006年7月発売 K110D K100Dからボディ内手振れ補正機能を省略した海外モデル国内未発売
K100D Super 2007年7月12日発売 K100Dのマイナーチェンジ型
コニカミノルタ
コニカミノルタα-7 DIGITAL 2004年発売
コニカミノルタα-Sweet DIGITAL 2005年発売
等があり2002年~2006年の間多くのデジタルカメラに搭載されました。
CCDでAPS-Cサイズ600万画素という今ではロストテクノロジーなこのセンサー。
実はR-D1の魅力のひとつなのです。
APS-Cサイズ600万画素の画素ピッチは7.4μm。フィルムの粒子サイズは6~8μmと言われていますので、フィルムライクな画を望む人にとっては欠かせないポイントですね。
また、R-D1のセンサー、実はレンズの素性をそのまま出せるようにとローパスを薄くチューニングするという今でこそトレンドな技術を2004年の時点で採用しているエポックメイクな点も欠かせない魅力のポイントです。あと、今でこそ最新のCMOSセンサーに比べて狭いと感じるダイナミックレンジやISO感度がゆえに創り出される「強く」「濃く」「やわらかい」CCD独特の画にも魅力を感じるポイントです。